クリスマス、そしてお正月が終わると、街は一気にバレンタイン・モードへとシフトします。

最近はその前に恵方巻が加わりましたね。

 

今年のバレンタインはどうしよう?と、楽しみではあるけれど、何となくマンネリ化しているような、もやもやする気持ちになる方も多いのではないでしょうか?

 

そもそも女性から男性への愛の告白としてのチョコレートというのは日本独自の風習で、欧米ではカップルや友人、家族同士で愛情や感謝を伝え合うものというのは、すでに良く知られていると思います。

 

「本命チョコ」「義理チョコ」に端を発し、「自分チョコ」、「友チョコ」へと広がる日本のバレンタイン事情は、「もう別に女子から男子へじゃなくても良くない?」というみんなの心の声の表れのようにも思えます。

 

筆者が子ども時代を過ごしたアメリカの小学校では、バレンタインの日はクラス全員が互いにバレンタインカードを贈り合う行事でした。日頃それほど仲が良くなかった子にもカードを贈る、「義理チョコ」ならぬ「義理カード」のようなところもありましたが、カードがきっかけで相手の意外な面を知ることにもなったりして。そして、定番のスイーツはConversation Heartsという、ハート形キャンディに”TRUE LOVE”や”BE MINE” など小さなメッセージがプリントされているもの。合成着色料たっぷりかもしれませんが、パステルカラーがポップでキュートなお菓子でした。

 

2010年の恋愛コメディ映画『バレンタインデー』にも、アメリカの小学校のバレンタインのシーンがあり、何十年経っても似たようなことをしていて、なんとなくホッとしました。

この映画は、小学生だけでなく老若男女さまざまなバレンタイン模様を描いた、『ラブ・アクチュアリー』的な物語です。アシュトン・カッチャー演じる主人公が花屋の店主なので、鮮やかなバレンタイン・カラーのお花が随所に登場し、まさに百花繚乱。(余談ですが、この映画のもう一つの特徴は様々な肌の色や訛りを持つ移民がたくさん登場し、花だけでなく人も百花繚乱なこと。それに、ジュリア・ロバーツが迷彩服を着た女性軍人役だったり、ゲイであることをカミングアウトするアメフト選手が登場したりと、ダイバーシティをとても意識的に描いているのも印象的でした。)

 

チョコレートも大好きですが、バレンタインにはやはりヴィヴィッドな赤やピンクの花が似合うと思わされます。

お誕生日や結婚記念日、カップル記念日に彼女や奥さんお花をプレゼントする男性は増えていますが、バレンタインにスッとお花をプレゼントできる男性はまだ珍しくて、とてもポイントが高いのでは?今年は男性からバレンタイン・フラワーの贈り物、いかがでしょうか?もちろん、女性からお友達に「友バレンタイン・フラワー」、お母さまやお父さまに「親バレンタイン・フラワー」などを贈っても素敵ですね。

 

愛情を伝える日なので、女子からでも男子からでも、自由に、それぞれのバレンタインの形を楽しみたいもの。

 

今年(も)素敵なバレンタインになりますように!

 

 

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