ロスフラワーの取り組みについて
こんにちは、FLOWER*FORTUNE (@flowerfortune) です。
今日は、お花のSDGsの話です。
「ロスフラワー(フラワーロス)」をご存知ですか?
ロスフラワーは、流通の過程や様々な事情で、まだじゅうぶん新鮮なのに廃棄に回されてしまうお花です。
“資源や食品などを無駄にしたくないように、せっかく咲いている花たちを最後まで大切にしたい。”
そのような願いから、まだ使える綺麗なお花を欲しがってくださる方々に届けたり、ドライフラワーなどに加工するロスフラワー活用の動きが広がっているのです。
少し前のことですが、今年の6月、以前から興味のあったロスフラワーについて、「自分にできることをまず試そう」と動き出したところ、ありがたいことにとんとん拍子でミニイベントが実現しました。
最初に想定していたのは、車いっぱいのお花を水揚げしたら、ひたすらご近所さんに配りまくろうというささやかな活動でした。
ところが思いのほかスルスルと事が流れ、以前からお世話になっている トヨタモビリティ東京谷原目白通り店さまにて、お客様へのギフトとしてロスフラワーの花束をご用意させていただけることになったのです。
それも当日決まるという偶然の出来事で、その流れの良さに驚くばかり。
仕入れてすぐに決まったことなので、大慌てで説明のための文章を考えて束につけてという突発的な作業も、スタッフの美しい連携で達成することができました。生花の仕事はスピード感を持って当たらなくてはいけないので、やっぱり一人ではできないな、ということをしみじみ痛感した次第です。
この時感じたのは、循環を目的とした活動は、とても気持ち良いということ。
お客様にも喜んでいただけたようですし、自然に調和することに優先順位を置くことで、心の底から得られる喜びを感じました。
青空の下、風を感じて、鳥のさえずり (特にこの日はすごかったんです…)
そんな当たり前な風景がとても愛しく感じる瞬間。
きっかけを下さった方や大量のお花を受け入れて下さった トヨタモビリティ東京谷原目白通り店さま
また、そこに居合わせてくれたスタッフと、電撃オーダーに応えてくれたスタッフに心からの感謝を。
さらに、このイベントの花束に入れられなかったお花たちは、翌日、FLOWER*FORTUNEネットショップで取り扱っているフラワーベースの撮影でも大活躍してくれました。
可憐なヒペリカムはDes PotsのStrawberryとの相性もぴったり。
少し萎れかけたお花たちも、退廃的な魅力でフラワーベースの世界観をいっそう引き出してくれました。
それにしても、なぜ6月のイベントの記事を書くのがこれほど遅くなってしまったかというと、その際に出たゴミのことが気になってしまったからです。
水揚げの時に捨てる葉っぱや茎がものすごい量で、どうしたらもっと美しい循環ができるんだろうとい問いに答えが出せず、近所で自然農法に取り組んでいる清水農園さんに循環のアドバイスをいただきに行ったりもしました。
ありがたいことに、資源の循環だけでなく、私のお仕事についてのアドバイスまでいただき…お話を参考に、まだ色々と考える日々は続いています。
今も思い出すのは、ロスフラワーのイベントが終わった時に見上げた6月の空とiphoneから流れてきたリヒター♪ 最高に気持ちの良い瞬間でした。
人も動物も植物も、みんな美しい生命体。
自然に調和して生きることで、こんなにも優しい気持ちになり、おおらかでいられること。
感謝の気持ちで心が満ちるこのような活動を、今後もタイミングをみて継続していければと考えています。
SDGsの試みとして、ご協力頂ける企業様は是非お声かけください。
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